【ソウル27日聯合ニュース】サムスンエンジニアリングがアラブ首長国連邦(UAE)の大型石油化学プラント2件を一度に受注した。
 同社は27日、アブダビ国営石油会社(ADNOC)系列企業ボルジュが発注した12億5000万ドル(約1123億円)規模のポリオレフィンプラントと4億ドル規模の低密度ポリエチレンプラントを、設計、調達、工事、試運転の全過程を一括するターンキーの形で伊テクニモントと共同受注したと明らかにした。
 この工事は、UAEのルワイス工業団地内に建設されるボルジュの第3拡張プロジェクトの一部。ポリオレフィンプラントは世界最大規模で、年間90万トンのポリオレフィンと108万トンのポリエチレンを生産する。低密度ポリエチレンプラントは年産35万トン。2013年9月の完工を予定している。サムスンエンジニアリングの持分は、総額16億5000万ドルの48.5%に当たる8億ドル規模。
 サムスンエンジニアリングは今回の受注で、ことしの海外受注を26億ドルとした。最近はサウジアラビアをはじめ中東で海水淡水化、水処理施設建設工事の優先交渉権も獲得しており、さらなる工事受注が見込まれる。
 朴基錫(パク・キソク)社長は「今回の受注は、テクニモントの技術とサムスンのプロジェクトマネージメント力が生み出した合作品」だと評価。ことし海外建設11兆ウォン(約7968億円)受注目標の達成は無難だろうと自信を示した。



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