【ソウル27日聯合ニュース】南北貿易が24日から全面中断されたことを受け、大型スーパーで北朝鮮産のシェアが高かった貝類が値上がりの兆しをみせている。
 流通業界によると、Eマートでは24日から26日にかけ、国産貝類の価格が約10%上昇した。貝類の総売上高の5%を北朝鮮産が占めていたため、貿易中断が国産品の値上がりにつながった。
 これに対し、北朝鮮産が40%を占めるシイタケは、販売量が十分なため、まだ価格は据え置かれている。ただ、Eマート関係者は長期的には価格が上がるものと見込んでいる。
 ロッテマートも、北朝鮮産のシイタケ、キクラゲ、イワタケ、ヤマブシタケ、ワラビなどを取り扱っているが、野菜全体に占める割合は0.7%にとどまり、需給や価格などには大きな影響がないものとみている。
 一方、北朝鮮の砂については、使用量が少ないため輸入が中断されても骨材需給に特に問題はないものと、政府は見込んでいる。李明博(イ・ミョンバク)政権発足後の南北関係行き詰まりを受け、昨年は北朝鮮からの砂輸入がほとんどなく、ことしも輸入量は51万トンにとどまっている。



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