【ソウル26日聯合ニュース】京畿道の華城市前谷港と安山市炭島港一帯で来月9~13日に開催される2010京畿国際ボートショーは、スケールと内容の面で昨年をはるかに上回る見通しだ。世界トップのメーカーが集まり、観覧客のための体験イベントも多彩になったほか、交通や施設などの便宜も大幅に向上した。
 主催の京畿道は、「京畿道の偉大な挑戦、海が未来だ」というスローガンの下、海洋レジャー産業のビジョンを提示し、ボートショーの国際的知名度を高めたい考えだ。
 ボートショー事務局によると、これまでに参加を確定した企業は展示会参加が222社、海外バイヤーが189社と、合計411社に達する。昨年(467社)にはやや届かないが、当初の目標としていた355社は上回った。
 展示に参加するのは国内100社、海外128社。海外からの展示参加企業は中国が28社と最も多く、次いで日本が15社、イタリアとオーストラリアが各13社、香港が11社、フランスと米国が各7社となっている。
 特にことしは、世界シェア5位のフランスのボート製造最大手ベネトウをはじめ、英国を代表するメーカーのサンシーカー、ゴムボート製造欧州最大手のゾディアック、ドイツのハンゼ・ヨット、米国のコバルト、ラーソン、オーストラリアのベリンガムなど、世界トップの技術力を有するボート・ヨット関連企業が参加する。小規模な海洋レジャー関連メーカーが大半を占めていた昨年に比べ、スケールははるかに大きくなった。
 ボートショーの体験プログラムは51種類と、昨年(22種類)より大幅に増えた。前谷港一帯ではカヌー・カヤック、バンパーカー、水上自転車、小型セーリングボートを体験でき、展示されたクルーズ船にも乗れる。ベリーダンス公演やチアリーダーショー、芸能人のステージも見所のひとつだ。
 炭島港周辺では世界の帆船模型や海洋動植物を見学できるほか、ゴムボート大会も開かれる。8カ国が参加する世界の料理体験、各国の文化公演も見逃せない。
 快適な観覧のため、テントやトイレ、水飲み場なども昨年より大幅に増やした。前谷港と炭島港をつなぐ交通の便を拡充し、近くの地下鉄駅と会場間の市内バス路線も臨時・延長運行する方針だ。



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