【ソウル26日聯合ニュース】青瓦台(大統領府)の朴先圭(パク・ソンギュ)報道官は26日の定例会見で、北朝鮮の軍部と国内の動きと関連し、北朝鮮の特異な動向はなく、戦線にも異常はないと伝え、「正常な状況が維持されている」と述べた。
 北朝鮮は韓国内部の対立をあおり、不安感を増幅させようとしているとの青瓦台の分析を伝えた。北朝鮮が示している反応は予想外のことではないとした上で、北朝鮮を注視しながら適切に対応しており、今後もこうした姿勢を維持する考えを示した。
 また、海軍哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没したとの調査結果を受け、李明博(イ・ミョンバク)大統領大が表明した措置は南北対決ではなく、誤った部分についてきちんとした責任を問い、再び同じような事件が起こらないよう防ぐことが目的で、平和と共生を求めるものだと述べた。
 朴報道官は、地政学的リスクによる金融市場の動揺について、韓国は北朝鮮リスクに対応できる力があると強調し、財政健全性、外貨準備高、国際社会からの信頼を考えると、市場への影響は限られているとの見通しを示した。



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