【ソウル26日聯合ニュース】米国の自由アジア放送(RFA)が報じたところによると、世界保健機関(WHO)は先ごろ、27万3000人分の新型インフルエンザワクチンを航空便で北朝鮮に届けた。26日にも20万3500人分を追加で送る予定だ。これらを合わせると、提供を約束していた分量(47万5000人分)をやや上回る。
 今回提供されたワクチンは、人口の2%に該当する医師・看護師ら医療従事者にまず接種される。計画通り進めば、妊婦・産婦と5歳以下の児童、感染の危険が高い患者らのため、今回の支援分の4倍に当たるワクチンが提供される。
 北朝鮮の魚雷で韓国海軍哨戒艦「天安」が沈没したとの調査結果を受け、国際社会で制裁問題が浮上しているが、WHOは、ワクチン支援はこうした政治的問題とは別個で、人道主義の観点から見るべきとの姿勢を示している。



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