会談のようす=26日、ソウル(聯合ニュース)
会談のようす=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル26日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日午後、青瓦台(大統領府)でクリントン米国務長官と50分間会談し、韓国海軍哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷攻撃により沈没した事件の対応策などについて意見を交換した。
 クリントン長官は「李大統領と韓国政府に対し明確な支持を示すために訪韓した。哨戒艦事件に関する談話を通じ、李大統領は慎重で強力なリーダシップを示した。米政府は韓国政府を完ぺきに支持する」と述べた。


 李大統領は、前日に行われたロシアのメドベージェフ大統領との電話会談の内容を説明した後、北朝鮮は6カ国協議への復帰が重要なのではなく、核を放棄するという真剣な姿勢を示すことが重要だと指摘し、時間的余裕を持って状況に対処する必要があるとの考えを示した。
 クリントン長官は「戦略的忍耐が必要」だとし、李大統領の見解に共感を示した。李大統領が短期的対応だけでなく、朝鮮半島情勢の変化も念頭に置いた長期的な観点で均衡の取れた慎重な対応を取っている点にも共感すると述べた。
 また、オバマ米大統領は李大統領が地域問題はもちろん、20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)や核安全保障サミットの誘致などを通じリーダーシップを発揮していることに個人的な尊敬の念を持っていると伝えた。
 李大統領は「天安」沈没事件発生直後に米政府が積極的な支持を表明したことに韓国国民が感謝していると謝意を示した。



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