伝統舞踊公演を見守る来場客(提供写真)=26日、上海(聯合ニュース)
伝統舞踊公演を見守る来場客(提供写真)=26日、上海(聯合ニュース)
【上海26日聯合ニュース】中国・上海で開催中の上海万博で、26日に韓国ウィークがスタートした。韓国館を運営する大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が30日まで、韓国の文化と芸術、技術力をPRする大規模な文化イベントを開催する。
 初日の26日は、文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官、KOTRAの趙煥益(チョ・ファンイク)社長、知識経済部の金榮鶴(キム・ヨンハク)次官らが出席するなか、組織委員会主催の「韓国の日」記念イベントと国内外マスコミ向けの記者会見を開いた。中央国楽管弦楽団の韓国伝統音楽公演、京畿道立舞踊団の伝統舞踊公演、韓国伝統衣装の韓服のファッションショーなどもあり、華々しい幕開けとなった。
 27日から29日までは野外ステージ・アジア広場で、まな板や包丁など台所用品でリズムを刻むノン・バーバル・パフォーマンス「NANTA」公演、テコンドーのデモンストレーション、伝統音楽公演を1日3回披露する予定。
 韓国ウィーク最終日の30日は、上海万博前夜祭の会場だった万博文化センターで「コリアン・ミュージック・フェスティバル」を開催する。音楽や舞踊など伝統公演とともに、スーパージュニア、BoA、KANGTA(カンタ)、f(x)ら中国でも人気を集める韓国歌手がステージに登場し、韓国ウィークのハイライトを飾る。
 一方、韓国館は1日の万博開幕以来、1日平均2万6000人、累積で延べ67万人が訪問。日本館、サウジアラビア館と並び上海万博で最も人気のあるパビリオンとなっている。KOTRAによると、入場には3~4時間待ちの行列ができているという。特に、ハングルの子音と母音の形を模して設計された韓国館の外観と、観覧客が直接体験できるインタラクティブな展示物が好評だ。
 KOTRAの趙社長は、韓国ウィークを機に上海万博の「韓国ムード」を盛り上げていきたい。中国で韓国友好の雰囲気を育むことに重点を置く」と意気込みを示した。
 また、柳長官は会見で「上海万博は世界が韓国と中国への理解を深めるイベントとなるだろう。上海万博の成功が、2012年麗水万博の成功につながるようにしたい」と述べた。



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