冒頭発言する任鍾竜次官(右端)=26日、ソウル(聯合ニュース)
冒頭発言する任鍾竜次官(右端)=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル26日聯合ニュース】企画財政部の任鍾竜(イム・ジョンリョン)第1次官は26日の政府経済金融合同対策班会議で、市場不安を解消するため外貨資金市場を点検し、必要があれば外貨流動性を十分に供給するとの方針を示した。外国為替市場に行き過ぎた偏りが生じないよう状況を鋭意注視しているとしながら、必要な措置は迅速かつ積極的に取ると強調した。
 また、南欧財政危機による金融市場の不確実性に韓国哨戒艦「天安」沈没事件が重なり、市場参加者に不安を与えているのは事実だと述べた。その上で、韓国株式市場の動きはアジア周辺国と同様のもので、特別な状況ではないと判断。債券市場は外国人の買いが持続し安定的で、銀行の外貨調達環境も良好な水準だと説明した。
 実体経済の分野についても、輸出契約取り消しなどのケースはないと把握されており、原材料、生活必需品の需給にも特に問題はないと述べた。市場が一部不安要因に過度に反応している面があると指摘した。
 任次官は、外為市場に地政学的要因が重なり不安な動きを見せているものの、財政健全性と十分な外貨準備高など衝撃吸収力は十分で、国際社会もこれを肯定的に見ていると強調した。市場を安定させるという政府の意志は固く、十分な政策的対応力も備えていると述べた。

ジア の最新ニュースまとめ



Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0