【ソウル25日聯合ニュース】韓国海軍哨戒艦「天安」が沈没した当日、軍が「魚雷による攻撃と判断される」との報告を受けていたことがわかった。 
 民間専門家と韓国軍による合同調査団が25日に明らかにしたところによると、「天安」が沈没中の3月26日午後9時45分、海軍基地の将兵が「天安」通信長から、魚雷攻撃による沈没と判断されると状況報告を受けた。
 また、午後10時32分には「天安」艦長が直属の上官に魚雷攻撃を受けたとしながら救助を要請。午後11時50分に作戦司令官の朴貞和(パク・ジョンファ)中将に、午後11時59分に金盛賛(キム・ソンチャン)海軍参謀総長に報告された。
 調査団は、「天安」が攻撃を受けた直後の艦長と副艦長、作戦官の会話も公開した。作戦官が「魚雷のようですが」と報告すると、艦長が「わたしもそう思う」と答え、副艦長も「魚雷に攻撃されたようです」と返している。
 調査団関係者は、軍は「天安」沈没直後に魚雷による攻撃という報告を受けたが、科学的な検証を経て正確に原因を究明するまで、慎重な態度を堅持したと説明した。



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