【ソウル25日聯合ニュース】外為当局が25日、最近のウォン急落の動きを鋭意注視しており、必要に応じ対策を講じると明らかにした。
 この日のソウル外国為替市場は、前日終値より9.50ウォン安の1ドル=1224.00ウォンで取引を開始したが、50ウォン以上下落し、一時、1270.00ウォンをつけた。
 これを受け、韓国銀行高位関係者は「下落幅が予想を相当上回っている」と指摘。動きを見極め、必要があれば対策を講じるとの考えを示した。このウォン急落は、先ごろスペイン中央銀行が経営難の金融機関を買収すると決めたことなど、多くの複合的要因が影響したようだとしながら、短期的に朝鮮半島の地政学的リスクも反映されたとみられると説明した。
 企画財政部高官も、相場を鋭意注視中だとしたうえで、政府はこのウォン急落を望ましくないものとみていると伝えた。
 外為当局のこうした姿勢は、さらにウォンが急落した場合、1300ウォン台をつけることがないよう調整に入る可能性を示したものとみられる。ただ当局は、このウォン急落勢は長く続かないとみている。



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