政府中核関係者が25日に明らかにした。すでに実務作業に入っており、主敵概念を国防白書のどの部分にどういう表現で入れるかという技術的問題を残すのみだと述べた。
北朝鮮を主敵と見なす概念の復活は、2004年以来、6年ぶりとなる。
主敵概念は、1994年の第8回南北実務接触で北朝鮮側が「ソウルは火の海になる」と発言したことを受け、1995年の国防白書で初めて用いられた。その後、2004年の国防白書からは「直接的軍事脅威」「現存する北朝鮮の軍事的脅威」などと置き換えられている。
政府は、北朝鮮の「天安」攻撃は明確な軍事的挑発だとし、新たな挑発行為があれば即時に自衛権を発動するなど「積極的抑止」の原則を導入した。こうしたなか、主敵概念の復活は避けられない措置と認識していると伝えられた。
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