白リョン島でのビラ散布のようす=20日、白リョン島(聯合ニュース)
白リョン島でのビラ散布のようす=20日、白リョン島(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】韓国政府が海軍哨戒艦「天安」の沈没原因は北朝鮮の魚雷攻撃だと発表したなか、事故海域の黄海・白リョン島と京畿道・坡州の臨津閣で、北朝鮮向けのビラ散布が行われた。
 北朝鮮が16日に「ビラ散布が続けば東海・西海陸路の通行を遮断する」と警告してから、ビラ散布は初めてで、北朝鮮側の対応が注目される。
 自由北韓(北朝鮮)運動連合と拉北者家族会は20日、沈没事件に関する内容のビラビラ50万枚、昨年11月に発生した大青海戦(黄海上での南北銃撃戦)などの真相を扱ったDVD1000枚、携帯用ラジオ600台、1ドル紙幣3000枚を、風船を利用し北朝鮮に向け飛ばした。

 両団体は当初、現地の漁船を借り沈没海域に移動する予定だが、海洋警察が高圧ガス容器の船籍を許可しなかったため、北朝鮮が見える白リョン島・沈清閣に場所を変更し、ビラ散布を行った。
 一方、脱北人団体総連合会もこの日午後、京畿道・坡州の臨津閣で北朝鮮の実情を告発するビラ5万枚を北朝鮮に向け飛ばした。



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