【ソウル20日聯合ニュース】韓国石油公社が20日に明らかにしたところによると、第1四半期の石油製品輸出量は前年同期比12.5%減の7150万バレルだった。ただ、国際原油価格の上昇で精製マージンが増えたため、輸出額では37.4%増加の59億7000万バレルを記録した。
 韓国の石油製品輸出量は、昨年、前年比0.7%減の3億3128万バレルで、2003年以来6年ぶりの減少に転じた。
 ことしも大幅な減少が続いていることについて、石油公社は、中国、インドなどが84万バレル規模の新規精製施設を稼動した影響で、アジア市場で競争が激化したためと分析した。第1四半期の対中輸出は、前年同期に比べ3.3%少ない1730万バレルとなったほか、シンガポールと日本向け輸出量も、それぞれ12.6%と55.1%、減少した。
 公社関係者は、競争の激化で韓国石油製品の需要が落ちるという懸念が現実のものとなっていると話す。中国の精製施設拡大や欧州の景気低迷深刻化の可能性があり、ことしの石油製品輸出環境は芳しくないと指摘した。



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