【ソウル19日聯合ニュース】北朝鮮が、デノミネーション(通貨呼称単位の変更)や市場閉鎖の弊害にもかかわらず、昨年も経済成長を続けたことが分かった。
 米中央情報局(CIA)は先ごろ発表した「ザ・ワールド・ファクトブック」で、北朝鮮の実質国内総生産(GDP)が2008年に続き昨年も3.7%増加したと推定した。増加率は調査対象国213カ国・地域のうち47位。韓国は0.2%増加し、108位だった。
 CIAは北朝鮮経済が成長した理由として、有利な気候や周辺国からのエネルギー援助などを挙げた。
 しかし、1人当たりの購買力平価(PPP)ベースのGDPをみると、北朝鮮は昨年1900ドル(約17万4400円)で、調査対象227カ国・地域のうち188位にとどまった。2008年の1800ドルに比べやや増え、カンボジア、ラオスなどとほぼ同じ水準だった。
 北朝鮮の昨年のGDPは282億ドルで、失業率や貧困層が占める割合は集計されなかった。

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