【ソウル19日聯合ニュース】固くなっていた財布のひもが景気回復とともに緩み始め、赤字世帯が増えている。
 企画財政部と統計庁が19日に明らかにしたところによると、第1四半期、全国世帯(2人以上)に赤字世帯が占める割合は30.9%で、前年同期の29.6%より1.3ポイント上昇した。赤字世帯とは、所得(可処分所得)より家計支出(消費支出)が多い場合を意味する。
 所得5分位別で赤字世帯の割合をみると、上位20%に当たる5分位は前年同期より2.8ポイント高い14.5%と、過去最高値を記録した。また、2分位が1.8ポイント、3分位が2.1ポイント、4分位が1.1ポイント、それぞれ上昇した。半面、下位20%に当たる1分位の赤字世帯は63.1%から62.1%に1.0ポイント低下している。
 こうした傾向は、低所得層の1分位を除いたすべての階層で、支出増加幅が所得増加幅を上回ったため。1分位の場合、所得が前年同期より16.0%急増したが、2分位は8.1%、3分位は5.6%、4分位は5.9%、5分位は7.4%増にとどまった。



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