【東京18日聯合ニュース】東京・目黒の祐天寺で18日、旧日本軍に軍人・軍属として強制動員され死亡した朝鮮半島出身者の遺骨219柱の韓国返還を前に、追悼式が開かれた。岡田克也外相、権賢哲(クォン・ヒョンチョル)駐日韓国大使ら韓日政府関係者と遺族ら50人余りが出席した。
 今回追悼式を行った219柱の遺骨のうち、韓国の遺族が判明したのは24柱。残る195柱は不明のままとなっている。1970年代初めから10回余りにわたり、軍人・軍属徴用者の遺骨が韓国に返還されてきたが、遺族が分からない遺骨も返還されるのは、今回が初めてだ。

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 遺族代表として追悼のあいさつをに立ったイ・ジョンヒさん(74)が、「お父さんが亡くなったとき8歳だった子どもが、75歳になってようやく、ひとつかみの骨を故郷にお連れします」と静かに語ると、岡田外相をはじめとする日本側関係者らは頭を下げた。

 219柱の遺骨は、19日に韓国に帰国する。祐天寺には、浮島丸事件犠牲者の遺骨280柱余りと、北朝鮮国籍の遺骨が残ることになる。韓国政府は今後、日本各地の寺に保管されている強制徴用民間人の遺骨の韓国返還を進めていく予定だ。


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