【ソウル17日聯合ニュース】南北将官級会談の北朝鮮側団長が16日、韓国の対北朝鮮ビラ散布が続けば東海(日本名:日本海)・黄海地区の陸路通行を遮断すると警告したと、朝鮮中央通信が報じた。
 報道によると、北朝鮮側団長は同日に韓国の軍当局にあてた通知文で、韓国側が北朝鮮へのビラ散布を「助長・黙認」していると主張しながら、「われわれの軍隊はすでに警告した通り、東・西海(黄海)地区の北南(南北)管理区域における南(韓国)側人員の陸路通行を制限・遮断する以上の実際的な措置を取る」と表明した。
 また、「南は対北心理戦の展開がもたらす破局的な結果に全面的な責任を負うことになる点を肝に銘じるべきだ」と威嚇し、今後の事態は韓国側が南北合意を順守するかどうかにかかっていると強調した。
 団長は先月10日にも、ビラの散布は互いへの宣伝行為中止を確約した軍合意に違反するものだとし、南北陸路通行に対する軍事的安全保障を再検討すると表明していた。
 韓国政府はこれに対し、北朝鮮が陸路通行を遮断する可能性を示唆しながら、必要に応じビラの散布自制を勧告するなど措置を取ると表明。しかし、自由北韓(北朝鮮)運動連合などの民間団体は、先月15日と今月1日に京畿道・坡州の臨津閣から、北朝鮮体制を批判する内容のビラを北朝鮮に向け飛ばした。



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