【ワシントン13日聯合ニュース】米上院が韓国海軍哨戒艦「天安」の沈没事件について、韓国国民に慰労の意を表し、韓米同盟の重要性を強調する内容の決議案を発議した。無所属のリーバーマン議員が13日、民主党のケリー上院外交委員長、共和党のマケイン議員らの署名を集めた決議案を上院に提出した。
 決議案は、▼沈没事件の犠牲者と遺族・韓国国民への慰労▼国際社会の真相調査への全面的な支援表明▼対北朝鮮制裁を盛り込んだ国連安全保障理事会決議1874の順守――などを骨子とする。
 また、北朝鮮を直接取り上げはしなかったものの、事件の原因を「外部爆発」と規定、朝鮮半島の安保を目指した安保理決議1695、1718、1874を忠実に履行するよう国際社会に促すなど、関与説が強まっている北朝鮮の挑発的な行為を想定している。3つの決議は、北朝鮮による2006年の中長距離ミサイル発射と核実験、2009年の核実験を受けて採択されたもの。
 民主党と共和党の重鎮が中心となり、党派を超えて発議された同決議案は、「ホットライン(電子投票の一種)」と呼ばれる上院の議案処理手続きを踏み、来週明けに全会一致で採択される見通しだ。



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