【ソウル14日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官、岡田克也外相、楊潔チ外相による韓日中外相会談が15、16の両日、慶尚北道・慶州で開催される。
 外交当局者は14日、今回の会談では、1999年から10年にわたり進めてきた3カ国間の協力事業に対する点検・評価とともに、未来共同ビジョンの構築など今後の発展方向を重点的に話し合うと伝えた。また、今月下旬に韓国で開催される韓日中首脳会談の準備事項を点検し、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開を含む北東アジア情勢や国際的主要懸案なども、幅広く論議する予定だ。

 特に、20日前後と予想される韓国海軍哨戒艦「天安」沈没原因の調査結果発表を前に、現在の調査状況をある程度共有し、今後の対応策に関し意見を交換するものと思われ、注目される。

 また、昨年10月の韓日中首脳会談で口頭で合意した3カ国間の常設事務局設置について、文書での合意を話し合う予定だ。合意に至れば、今月下旬の首脳会談で正式に発表する。

 このほか、3カ国間協力事業の目標と具体的なアクションプランを盛り込んだ未来共同ビジョンを作成し、これを文書化する案も話し合う予定だ。

 3カ国での外相会談に先立ち、柳長官は楊外相と15日午後に、岡田外相とは16日午前に、2国間会談も行う。韓国はこの韓中、韓日外相会談を機に、独立運動家・安重根(アン・ジュングン)の遺骨共同発掘事業への協力を正式に求める方針だ。

 3カ国外相は15日夜に柳長官の主催で夕食会を行い、16日午前中に正式な会談日程を終え、午後には仏国寺、天馬塚などを見て回る予定だ。


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