【ソウル14日聯合ニュース】韓国海軍哨戒艦「天安」の沈没原因を調べている軍・民合同調査団は、艦艇から回収した金属片が北朝鮮の魚雷の材質と同一かどうか、まだ結論を下していないと伝えられた。
 軍消息筋は14日、韓国軍が確保している北朝鮮の訓練用魚雷と金属片の比較分析作業は継続中で、結論はまだ出ていないと明らかにした。金属片の成分が北朝鮮の魚雷と類似していることが判明すれば決定的な物証となるため、精密に分析していると述べた。
 「天安」の煙突と海底から検出された火薬成分のトリメチレントリニトロアミン(RDX)については、「検出量が非常に少なく、比較対象がないため、どの国で使われたものかもまだ確認できずにいる」と述べた。沈没原因が外部爆発だという物証を得る作業が容易でないことを示唆した。
 また、合同調査団関係者は、RDX以外に北朝鮮や中国、ロシアで使われている火薬成分のトリニトロトルエン(TNT)が検出されたとの報道と関連し、「東欧と西欧で使われているTNTはほぼ似ている」と述べた。魚雷に使われる高性能爆薬トーペックス(TORPEX)に含まれるTNTは、世界中で同じように用いられる成分だと説明した。



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