【ソウル13日聯合ニュース】北朝鮮内の携帯電話加入者が、3月末現在で12万5661人に達することがわかった。
 米国の自由アジア放送(RFA)が13日、北朝鮮との合弁会社「高麗リンク」を設立し、北朝鮮で携帯電話事業を展開しているエジプトの通信会社「オラスコム・テレコム」が発表した第1四半期の業績報告書を引用して報じた。
 高麗リンクは、オラスコムが75%、北朝鮮の逓信省が25%出資した合弁会社で、2008年12月に北朝鮮内唯一の携帯電話事業者として営業を開始した。現在平壌で4つの販売代理店を運営し、9か所の朝鮮逓信会社営業所でプリペイド式電話カードを販売していると伝えられた。
 報告書は、第1四半期に3万4000人余りが新たに加入し、北朝鮮内加入者1人当たりの月平均通話時間も311分と、前四半期より72分増えたと明らかにした。
 ただRFAは、昨年11月に実施したデノミネーション(通貨呼称単位の変更)の影響か、顧客1人当たりの平均売上高は21ドル30セント(約1900円)で、昨年末より3ドル20セント下落したと指摘した。オラスコム・テレコムは、デノミの影響で高麗リンクの代理店が3週間休業したが、間もなく正常化したと説明したという。
 RFAによると、第1四半期の高麗リンク売上高総額は900万ドルで、前四半期より20%以上、前年同期比では2倍以上拡大した。また、高麗リンクの税前営業利益は約590万ドルで、65%の営業利益を記録した。

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