【ソウル13日聯合ニュース】農水産物流通公社(aT)が13日明らかにしたところによると、第1四半期のキムチの輸出額は2370万8000ドル(約22億911万円)、輸入額は1860万9000ドルで、509万9000ドルの黒字を計上した。しかし、異常低温による韓国産ハクサイ高騰で輸入が増え、黒字は前年同期(717万2000ドル)に比べ29%減少した。
 キムチは一時、代表的な輸出品目だったが、2005年末に中国産キムチから寄生虫の卵が検出されたことを受け、2006年から貿易収支が赤字に転じた。2008年末に飲食店の原産地表示制が施行され、飲食店に供給されていた安価な中国産キムチの需要が減ったことから、昨年は4年ぶりに黒字に転換した。
 aT関係者は、輸出も増加したが、ハクサイの価格が1株当たり6000ウォンまで上がるほど高騰し、割安な中国産キムチの輸入が大きく増えた影響で黒字規模が縮小したと説明した。ハクサイ価格が正常になれば、黒字は拡大するものと見込んでいる。



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