南北共同宣言記念行事、実務陣が平壌共同開催で合意

【ソウル12日聯合ニュース】南北共同宣言実践韓国側委員会は12日、開城で先ごろ南北・海外実務陣が協議した結果、ことしの南北共同宣言10周年記念行事を北朝鮮・平壌で共同開催することで合意したと明らかにした。今後の各党、市民・社会団体、政府側との協議を踏まえ、さまざまな状況を考慮して最終的な立場を決定すると伝えた。
　統一部は、韓国側委員会が訪問団の規模など具体的な行事計画を通知してくれば、現在の南北関係などを考慮し、承認いかんを検討する方針とされる。
　南北共同宣言は2000年6月13日から15日にかけ、平壌で行われた南北首脳会談の結果、最終日の15日に南北が採択した合意文書。統一問題の自主的な解決、1国家・2体制の統一案協議、南北離散家族問題の早期解決、経済協力をはじめとする南北交流の活性化などを骨子とする。
　2008年の共同宣言記念行事は北朝鮮・金剛山で共同開催されたが、昨年はソウルと平壌で別々に行われた。