【ソウル12日聯合ニュース】統計庁が12日に発表した4月の雇用動向によると、先月の就業者数は2392万4000人で、前年同月より40万1000人増加した。2005年8月(46万5000人)以降で最大の増加幅を記録した。
 統計庁関係者は、輸出・投資の好調、政府の雇用事業本格化、昨年のグローバル金融危機の影響で就業者減少幅が拡大した反動などが複合的に作用した結果だと説明した。
 4月の失業率は3.8%で、昨年12月(3.5%)以来、4か月ぶりに3%台に戻した。失業率はことし1月に5.0%まで上昇したが、2月は4.9%、3月は4.1%と下がっていた。
 失業者数は1月121万6000人、2月116万9000人、3月100万5000人と推移したが、先月は93万4000人と、100万人を割り込んだ。
 青年失業率は8.6%で、前月(9.0%)より0.4ポイント下落した。
 4月の就業者を年代別でみると、20代(8万6000人減)、30代(1万3000人減)が減少した一方、50代(32万人増)、60歳以上(10万8000人増)、40代(5万8000人増)、15~29歳(1万3000人増)では増加した。性別では、男性が18万7000人(1.4%)増、女性も21万3000人(2.2%)増えた。
 産業別では、事業・個人・公共サービス業が36万7000人(4.7%)、製造業が14万5000人(3.8%)、電気・運輸・通信・金融業が9万6000人(3.5%)、建設業が1万9000人(1.1%)増加した反面、農林漁業は12万8000人(7.3%)、卸小売・飲食宿泊業は9万7000人(1.7%)、それぞれ減少した。建設業就業者は、2007年7月(0、2%)以降で初めての増加。
 賃金労働者は1699万4000人で、64万1000人(3.9%)増えたが、非賃金労働者は693万人と、24万人(3.3%)減少した。賃金労働者のうち常用労働者は78万4000人(8.5%)増、臨時労働者も9万6000人(1.9%)増だったが、日雇い労働者は24万人(11.5%)減少した。非賃金労働者では、自営業者が10万6000人(1.8%)の減少。
 先月の雇用率は59.1%で、前年同月より0.3ポイント上昇した。
 先月の経済活動人口は40万2000人(1.6%)増加の2485万8000人だった。経済活動参加率は61.4%で、0.2ポイント上昇した。非経済活動人口は11万人(0.7%)増加の1563万2000人。求職を断念した人は21万5000人で、前年同月より7万3000人(51.3%)多かった。



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