【ブリュッセル11日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官がベルギー・ブリュッセルを訪問し、海軍哨戒艦「天安」沈没事件や北朝鮮核問題などの懸案に関する外交活動を展開している。
 柳長官は11日に行った記者懇談会で、「天安」沈没が北朝鮮の仕業だと明らかになった場合、国連制裁など北朝鮮を国際社会でさらに孤立させる外交政策を取ると表明した。今回の欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)訪問も、欧州のパートナーに事件に関する状況を説明し、協力を求める目的があると説明した。
 実際、10日には欧州委員会のバローゾ委員長、アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表と相次ぎ会い、現在までの沈没原因調査を説明し、力添えを求めている。柳長官によると、両氏とも今回の事態に大きな関心を示し、調査結果を外交チャンネルで事前に通知してほしいと述べたという。
 一方、対北朝鮮外交制裁の実効性に疑問の声があることについて、柳長官は「国際金融機関が北朝鮮をブラックリストに掲載するといった制裁を加えれば、北朝鮮は打撃を受け、国際社会で外交的にさらに孤立せざるを得ないだろう」と述べた。
 外交的な対応と並行して軍事的対応を取る可能性に対しては、韓国が独自にできる事案ではなく、米国との協力が必要だと答えた。



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