【ソウル11日聯合ニュース】知識経済部が11日に明らかにしたところによると、第1四半期のIT産業国内総生産(GDP)は26兆1000億ウォン(約2兆1374億円)で、韓国の全GDP(242兆ウォン)の10.8%を占めた。昨年同期のIT GDP(21兆7000億ウォン)に比べ、20.3%増加した。グローバル経済危機のなか、四半期ベースIT産業GDPは昨年第2四半期からことし第1四半期まで過去最高値を更新し続け、経済危機前の水準を上回った。
 ことし1~4月のIT産業輸出は471億3000万ドルで、輸出全体(1412億3000万ドル)の33.4%を占めた。前年同期(328億3000万ドル)より43.6%の増加で、輸出全体の増加率(34.8%)を上回った。
 昨年も韓国輸出全体では13.9%の減少だったなか、IT産業輸出は減少率7.8%にとどまり、経済危機克服に寄与した。
 1~4月のIT産業貿易収支は242億2000万ドルで、過去最大を記録した。同期間の全貿易収支(76億8000万ドル)の3.1倍に達した。
 主要IT品目の世界市場シェアも高まっている。第1四半期のメモリー半導体と液晶パネルの世界シェアはそれぞれ47.0%と47.5%で世界1位、携帯電話は31.5%で世界2位を記録した。メモリー半導体はサムスン電子とハイニックス半導体が世界1位と2位をキープ、液晶パネルはサムスン電子とLGディスプレーの2強体制を維持し、3位の台湾パネル最大手・友達光電(AUO)に大きく水をあけた。
 知識経済部は、こうしたIT産業の好調を反映し、ことしのIT産業見通しを当初の10.0%から14.0%に上方調整した。機器生産増加率も7.7%から9.7%に引き上げた。



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