【ソウル11日連合ニュース】韓国と米国の外相と国防相が出席する「2プラス2会談」が7月下旬にソウルで開催される可能性が高いことが分かった。
 政府消息筋は11日、会談日程をめぐり、両国が実務レベルの調整作業を進めており、現時点では会談が7月中に開催される可能性が高いと伝えた。朝鮮戦争発生60年の象徴性を考慮し、6月開催も検討されているが、両国間の日程調整が容易ではない状況だという。
 この消息筋は、7月にベトナム・ハノイで開かれる予定の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)を前後し、会談が開催される可能性が高いとみている。
 同会談は朝鮮戦争発生から60年を迎え、両国の同盟を再確認し、深めるために推進された。しかし、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事故で朝鮮半島の安保環境が急変し、その意味と重要性が高まっている。
 2プラス2会談は日米間で行われているが、韓米間の開催は初めて。会談では「天安」沈没事故に対する対応や6カ国協議再開に向けた共同歩調、2012年に予定されている戦時作戦統制権の米軍から韓国軍への移譲、主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)、韓米FTA(自由貿易協定)、気候変動対策など、韓米両国の懸案とグローバル問題が幅広く議論されると予想される。



Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0