【ソウル11日聯合ニュース】関税庁が11日明らかにしたところによると、韓国と「PIIGS」と呼ばれるポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインとの貿易額は昨年137億4534万ドル(約1兆2783億1664万円)で、韓国の貿易額全体(6866億1808万ドル)の2.0%にとどまった。
 イタリアとの貿易額が63億1026万ドルで貿易額全体の0.9%を占め、ギリシャ(32億5956万ドル)、スペイン(26億1275億万ドル)、アイルランド(10億6929万ドル)、ポルトガル(4億8915万ドル)との割合は0.5%以下だった。
 5カ国との貿易は、輸出が輸入をやや上回った。輸出額は85億9304万ドルで、韓国の輸出額全体(3635億3356万ドル)の2.4%を占めた。輸入額は51億5230万ドルで、輸入額全体(3230億8452万ドル)に占める割合は1.6%だった。
 PIIGS諸国との貿易額は、景気低迷の深刻な影響を受ける前の2008年も全体の2.0%を超えなかった。2008年の貿易額は155億9517万ドルで、前年に比べ約20億ドル増加したが、貿易額全体(8572億8207万ドル)に占める割合は1.8%と、昨年よりむしろ少なかった。
 また、最近の景気回復傾向にもかかわらず、PIIGS諸国との貿易規模は縮小しており、第1四半期の貿易額は29億9058万ドルと、全体(1992億9210万ドル)の1.5%にすぎなかった。景気回復傾向に伴い、韓国の貿易全体は昨年より大幅に増加したが、欧州発の信用不安をもたらしたPIIGS諸国との貿易はむしろ減少する傾向にある。



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