【ソウル9日聯合ニュース】米下院の共和党議員らが、韓国海軍哨戒艦「天安」の沈没事件などを機に、北朝鮮を再びテロ支援国家に指定しようとする動きを見せているようだ。
 米国の自由アジア放送(RFA)は9日に議会関係者の言葉として、北朝鮮をテロ支援国家に再指定するための法案または決議案の提出が進められていると報じた。すでに関連常任委員会の共和党議員らを中心に、内部の協議を終えた状態だという。議会の共和党指導部はこうした計画に同意済みで、現在は法律検討作業を進めていると伝えられた。
 ただ、米議会のテロ支援国家再指定要求が法的拘束力のある法案の形を取るか、議会の立場を表明する決議案になるかは、まだ決定していない。
 関係者はまた、「天安」沈没事件は軍艦を対象にしており、国際テロとやや性格が異なるとの指摘もあることから、先ごろ明らかになった黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党秘書に対する北朝鮮の暗殺計画が再指定要求の根拠のひとつになるだろうと話した。
 米政府は2008年10月、北朝鮮のテロ支援国家指定解除を発表した。



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