鴨緑江を渡る北朝鮮の特別列車=7日、丹東(聯合ニュース)
鴨緑江を渡る北朝鮮の特別列車=7日、丹東(聯合ニュース)
【北京7日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は7日、4年ぶりの中国訪問の日程を終え、帰国した。
 金総書記は3日に中国入りし、5日に北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席と会談した。両首脳は6カ国協議をはじめ国際情勢や中朝関係発展策などについて協議した。
 金総書記は会談で、「北朝鮮は関係当事国とともに、6カ国協議再開に向けた有利な条件を作ることを希望する」と述べた。また、「世代交代により、中朝の友好関係に変化が生じてはならない」と、後継者問題を暗示するかのような発言を行った。
 一方、胡主席は5大提案を通じ、中朝経済協力のさらなる発展を提示。両首脳は経済協力問題についても深く意見交換した。
 6日には温家宝首相とも会談し、両国の重点的な協力プロジェクトや国境地域のインフラ建設など、経済協力策について話し合った。
 金総書記は3~5日に中国の東北地方や大連、天津を視察など、訪中期間中に合計2400キロメートルを移動した。丹東~大連、天津~北京、瀋陽~丹東など、移動時間が2~3時間の距離は乗用車で、このほかの場合は特別列車で移動した。



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