【ソウル7日聯合ニュース】海軍哨戒艦「天安」の沈没原因を調査している軍・民合同調査団が、船体などから検出された火薬成分について、魚雷の弾頭爆発で発生したものと結論付けたようだ。
 政府高官は7日、煙突と切断面、艦尾の切断面と接する海底から検出された火薬成分は、いずれもトリニトロトルエン(TNT)より威力が強い爆薬のトリメチレントリニトロアミン(RDX)と確認されたと明らかにした。この火薬は機雷でなく魚雷で使用されるため、調査団では魚雷の爆発と結論付けたと説明した。
 また、切断面付近から発見された3~4個の小さな合金の破片は、魚雷の外皮に用いられるアルミニウムとマグネシウムの合金と分析された。
 調査団は、こうした内容を中心とする調査結果を20日までに発表する予定と伝えられる。ただ、「天安」船体近くで爆発した魚雷がドイツ製の可能性もあるとみて、精密分析を進めているという。政府関係者は、北朝鮮が犯行を隠すため、韓国で使われているドイツ製の魚雷を使用した可能性に注目していると伝えた。



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