【ソウル6日聯合ニュース】国土海洋部が6日明らかにしたところによると、下半期から韓国と中国の海域にある船舶の位置がリアルタイムで追跡され、事故が発生した場合も迅速な救助が可能になる見通しだ。
 国土海洋部が6日に明らかにしたところによると、韓中両国は中国・杭州で5日に開催された第11回韓中海事安全局長会議で、船舶の運航情報を自動的に識別する自動船舶識別装置(AIS)の情報共有など、10項目の議題について合意した。
 AISの情報は船舶が沿岸から50海里以上離れると受信が難しくなる。しかし、下半期から中国とAIS情報を統合・管理することで合意したため、韓中の海域で船舶の位置追跡がリアルタイムで可能になり、事故が発生しても迅速で正確な捜索と救助が期待できる。
 また、両国は今回の会議で、増えつつある定期旅客船の安全を強化するため、重大な欠陥が見つかった旅客船については四半期別に特別点検を実施し、旅客保護対策が不十分な船舶に対しては出航を禁じるなど、強力に対処していく方針だ。このほか、国際海事機関(IMO)で議論されている気候変動対応策や海賊被害防止協力など、国際舞台での協力を強化することで意見を同じくした。
 両国は6~7日に第6回韓中海洋事故調査協力会議を開き、海洋事故の調査方法共有に向けた調査官の交換勤務についても意見を交わす予定だ。



Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0