「クムヤン98号」行方不明船員の告別式のもよう=6日、仁川(聯合ニュース)
「クムヤン98号」行方不明船員の告別式のもよう=6日、仁川(聯合ニュース)
【仁川6日聯合ニュース】韓国海軍哨戒艦「天安」の船体引き揚げ作業に加わり、帰港中に沈没した底引き網漁船「クムヤン98号」の行方不明船員7人の告別式が、事故発生34日ぶりとなる6日午前10時、仁川市西区で行われた。
 式には、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相、張太平(チャン・テピョン)農林水産食品部長官、海軍・海洋警察関係者、水産業協同組合(水協)関係者、遺族など250人余りが出席した。
 葬儀委員長の李鍾九(イ・ジョング)水協中央会長は、「あなたたちはだれよりも海を愛した真の漁業人で、純粋に祖国を心配した愛国者だった。その無条件の祖国愛を大切にしていく」と弔辞を読み上げた。
 行方不明船員・アン・サンチョルさんの弟、サンジンさんは追悼の辞で、「国のために迷わず冷たい海に向かった船員らが、荒い海を切り抜け戻ってくるという期待はむなしいものとなった。あなたたちの美しい犠牲は声なき祖国愛の実践であり、声なき教えだった」と強調した。
 「クムヤン98号」は先月2日、黄海で「天安」行方不明者捜索活動に加わり、操業現場に戻る途中、カンボジアの貨物船と衝突して沈没した。乗組員9人のうち韓国人1人、インドネシア人1人の遺体が発見されたが、韓国人6人とインドネシア人1人の遺体は上がらなかった。
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