【ソウル5日聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮人民軍が、特殊戦兵力5万人余りを休戦ライン近くの最前線に配置したようだ。
 政府筋は5日、北朝鮮軍が2~3年前から進めてきた7個の軽歩兵(特殊戦兵力)師団の最前線配置計画を先ごろ完了したと伝えた。師団当たりの兵力は7000人ほどだという。
 韓米は先ごろ行った北朝鮮の特殊戦威嚇能力分析で、こうした見解をまとめた。合同参謀本部は4日の全軍主要指揮官会議で分析結果を報告し、対応戦力の確保などを話し合ったと伝えられる。
 北朝鮮軍はまた、7個軽歩兵師団を戦闘序列の最上位に据えたようだ。政府筋はこれについて、有事の際に特殊戦部隊を活用した奇襲作戦を展開し、前方・後方をかく乱しようという作戦概念に基づくものだと説明している。
 軍関係者も、北朝鮮が特殊戦部隊を用いて挑発する可能性に備え、動向の監視に努めていると伝えた。
 2008年国防白書によると、北朝鮮は前方軍団に軽歩兵師団を新たに加え、前方師団の軽歩兵大隊を連隊クラスに増やしており、特殊戦兵力は18万人余りに達する。朝鮮半島の作戦環境を考慮し夜間、山岳、市街戦訓練を強化するなど、特殊戦遂行能力を集中的に高めているという。
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