関税庁が4日に明らかにしたところによると、2000~2009年の対中東貿易赤字は総額3324億4834万ドル(約31兆円)に達した。
対中東貿易で輸出は1389億3267万ドル、輸入は4713億8101万ドルに達した。国別の赤字規模は、サウジアラビアが1325億3731万ドル(全体の39.9%)で最も多く、次いでクウェートが519億5489万ドル、アラブ首長国連邦(UAE)が165億4798万ドル、イラクが120億4328万ドルなどだった。
中東貿易における赤字規模は毎年増加を続け、2000年の182億ドル水準から2008年には750億ドルまで膨らんだ。
こうした多額の赤字規模は、中東への輸入依存度が高い原油のため。特に2008年には国際原油価格(ドバイ原油)が1バレル当たり100ドルに迫り、原油輸入額が急増し赤字幅が大きく拡大した。ここ10年間、中国、米国、欧州など主要貿易国ではおおむね黒字を記録したが、これらの国で稼いだ金の多くが中東での原油購入に充てられている形だ。
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