【ソウル1日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は2日間の上海訪問を終え、1日午後に帰国した。
 同日午前は上海万博会場を訪れ、金潤玉(キム・ユンオク)夫人とともに、韓国企業館と韓国館を視察した。韓国企業館は、韓国の万博参加史上初めて、サムスン電子、現代自動車、LG、SKテレコム、ポスコ、ロッテ、暁星、斗山、新世界Eマート、STX、韓国電力公社、錦湖アシアナの12社が共同で設置したパビリオン。李大統領は、韓国企業家らを激励し、展示場を見て回り、夫人とともにさまざまな展示物を体験した。歴代万博パビリオンで最大規模(延べ面積7683平方メートル)となった韓国館ではオープン式に出席し、館内に設置されている麗水万博広報館などを観覧した。
 当初は中国館も訪れ、上海万博の成功を祈るとともに、韓中友好協力関係を拡大発展させようという意思を伝える計画だったが、日程上の都合で取りやめとなった。
 万博視察の後は、宿泊先のホテルで中国中央テレビ(CCTV)の取材を受けた後、上海市内のホテルで上海韓国商会会長ら上海と近隣地域に居住する韓国人350人余りとの同胞懇談会を行い、韓中関係発展に寄与した労苦をねぎらった。
 前日には、胡錦涛中国国家主席との韓中首脳会談を行ったほか、胡主席主催の歓迎晩さん会に出席した。晩さん会では、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長との顔合わせが実現するかに関心が集まっていたが、着席したテーブルは遠く離れ、実現されなかった。李大統領と金委員長は、ともに万博開幕式や祝賀公演などにも出席したが、やはり顔を合わせることはなかったと、青瓦台(大統領府)が伝えた。



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