人口1000人当たりの死亡数を示す粗死亡率は5.0人で、6年間同水準となっている。10年前の1999年に比べると0.2人減少した。1日平均死亡者数は676人で、2分13秒ごとに1人が死亡した計算だ。
年代別にみると、死亡者数は60代が1000人減ったのに対し、30代は300人、50代は5000人、それぞれ増えた。特に、20~30代女性が300人増加した。死亡率は50代以上は下落、50代未満は前年と同水準。上の年代ほど死亡率の下落幅が大きく、80代以上の死亡数は前年より6.2人少ない93.9人だった。80歳以上の高齢者の場合、死亡者は10人に1人にも及ばないことになる。
昨年の死亡者のうち65歳以上の高齢者は16万9900人で、全死亡者数の68.8%を占めた。高齢者1000人当たり32.9人が死亡した計算だ。高齢化が進み、高齢者の死亡は10年前に比べ人数では15.7%増えたが、死亡率は30.4%下落した。
15~64歳の生産年齢人口の死亡数は7万4200人で、全死亡者数の30.1%を占めた。同年齢人口1000人当たり2.1人の死亡で、死亡率は10年前より22.2%下がった。0~14歳の年少人口の死亡数は2700人で、10年前より51.8%少なく、死亡率も0.3人と、50%下がった。1歳未満の乳児の死亡数は1430人で、前年より150人(9.5%)減少した。死亡率は3.2人で、0.2人減った。
性別でみた死亡率は、男性が5.5人、女性が4.4人と、前年と同水準だった。
地域別死亡数は、京畿道が最も多く、ソウル市、慶尚北道と続く。死亡率では全羅南道、慶尚北道、全羅北道の順。標準人口1000人当たり死亡者数を示す年齢標準化死亡率は4.2人で、前年に比べ0.2人減少した。忠清北道(4.8人)、蔚山市・江原道・慶尚南道(4.7人)は死亡率が高かったが、ソウル市(3.6人)と済州道(3.8人)は低かった。
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