握手を交わす両首脳=28日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす両首脳=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル28日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領とオランダのバルケネンデ首相が28日、青瓦台(大統領府)で首脳会談を行った。両首脳は、1961年の修好以来、各分野で関係発展を遂げたことを評価し、今後は貿易と相互投資拡大はもちろん金融、エコロジー環境エネルギー、造船、物流、再生可能エネルギーなどさまざまな産業分野で協力を強化することで合意した。朴先圭(パク・ソンギュ)報道官が伝えた。

 特に両首脳は、世界気候変動対応への共同協力の次元から、この日両国政府が4大河川再整備事業とセマングム干拓事業に対する協力了解覚書(MOU)を締結することを歓迎した。今後、干拓と河川整備事業分野で緊密に協力していくことを決めた。
 李大統領はこの席で、両事業について説明し「世界最高の水資源関連技術と国土開発ノウハウを持つオランダは、最適の協力パートナー」だと評価した。
 また両首脳は、韓国と欧州連合(EU)間の自由貿易協定(FTA)の早期署名と発効に向け、共同努力することで一致した。
 バルケネンデ首相は、韓国海軍哨戒艦沈没事故に言及し、犠牲者と遺族への弔意と、韓国民への深い慰労の意を示した。南北関係についても触れ「一方は驚くべき成果で国際社会のリーダーとしての座を固めたが、もう一方は軍備増強で国民が飢えているという悲惨な現実は残念なことだ」と述べた。南北関係は双方間だけの問題ではなく、国際問題だと指摘した。哨戒艦沈没事故はそうした点を示すものだとし、翌日の中国訪問で、この件について言及する考えを示した。
 このほか会談では、李大統領が朝鮮戦争へのオランダ参戦に感謝の意を表し、首脳会談後の昼食会で感謝のたてを手渡した。昼食会には、オランダ出身で2002年のサッカー韓日ワールドカップでは韓国代表監督を務めたヒディンク氏や、オランダの朝鮮戦争参戦兵らも出席した。
 バルケネンデ首相は、同国の2012年麗水国際博覧会参加の意向をを明らかにした。



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