会議で発言する李大統領=26日、ソウル(聯合ニュース)
会議で発言する李大統領=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル26日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、第2回教育改革対策会議を主宰した席で、「子どもたちの変化に教育がついて行けていない」と指摘した。私教育をなくすことに重点を置いてきたが、今後は創意力をもって育てることが必要だとの考えを示した。青瓦台(大統領府)の朴先圭(パク・ソンギュ)報道官が伝えた。
 李大統領は、体格が大きくなれば机やいすを変えるように、時代が変わり子どもたちが変われば教育も変わらなければならないが、教育方法はそのままだと強調した。訓練ばかりの教育を施すれば社会に出て組織的にうまく動くという時代は終わったとし、「過去の教育文化は軍隊文化と似ており、先生や両親の言葉をよく聞き、言われた通りにすればよかったが、これからは創意力が重要な時代だ」と述べた。
 また、教育不正に関連し、不正よりも大きな問題は、その過程で発生する不正が慣例となっていること、そうした不正が犯罪という考えがないことだと指摘。韓国社会はそうした意味で認識を変える必要があると強く述べた。教育でも多くの人が「普通は、慣例ではそうする」という認識を変えなければいけないとした。
 会議の最後には出席者らに対し、現場の声を多く聞き、政策に積極的に反映するよう注文した。



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