【ソウル26日聯合ニュース】世界における韓国の知名度が、昨年は大幅に改善されたことが分かった。ただ、勧告を代表するクローバル企業・サムスンを、世界の4人に1人は日本のブランドと誤って認識していることが明らかになった。
 知識経済部は26日、国家ブランド委員会、大韓貿易振興公社(KOTRA)とともに33カ国8230人を対象に行ったアンケート調査の結果を明らかにした。昨年の米国、ドイツ、日本など先進国の製品・サービス価格を100ドルとした場合、同水準の韓国製品価格は平均で71.5ドルだった。
 先進国とのこの価格差は、2006~2008年の3年間で1.90ドル縮めたが、昨年は1年間で3.30ドル改善という成果を出した。これは、韓国の経済環境が改善され、主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の誘致などを通じ、政府が国の品格向上に努力したためと分析した。
 韓国を代表するイメージとしては、「力動性」と「先端技術」を挙げた回答が多かった。認知産業には自動車(22.9%)、家電(22.1%)、携帯電話(14.9%)が挙げられた。また、調査対象の62.5%(複数回答)が、韓国製家電を使用したことがあると答えた。韓国料理を食べたことがある人は54.6%、韓国製携帯電話使用経験者は49.3%だった。
 ただ、韓国の国際社会貢献度は5点満中3.16点で、欧米先進国だけでなく、中国(3.28点)よりも低い評価となった。
 韓国から連想されるイメージは、回答者の職種に関係なく韓国料理が最も多く、技術力、朝鮮戦争、経済成長、北朝鮮核問題と続いた。
 韓国の代表的なグローバル企業・サムスンに対する認識調査では、回答者の25.9%が日本企業、10.4%が中国企業と答えた。韓国ブランドとの回答は59.7%だった。サムスンが日本企業だと答えた割合は、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、チリなど米州地域で42.0%と比較的高かった。英国、フランス、ドイツ、ロシア、オランダなど欧州では27.2%、中東・アフリカでは32.5%と集計された。
 代表的な韓国企業を問う質問(複数回答)で回答率が10%を上回ったのは、サムスン(26.9%)、現代(12.9%)、LG(11.6%)だけだった。
 キムチは韓国料理だと答えた人は55.1%に上ったが、中国(10.5%)、日本(8.5%)の料理だと認識する外国人も少なくなかった。「どこの国の料理か分からない」との回答も25.9%に達し、キムチの広報強化の必要性も指摘された。
 米独中日と韓国の5カ国の中で、国の好感度を大陸別に調査した結果、日本とドイツが全地域で1、2位にランクインし、韓国は4位だった。
 韓国と聞いて、技術力、グリーン成長、経済成長など良いイメージを連想する外国人は、おおむね韓国製品・サービスの価格評価が高かった。特に、国際社会貢献、親切な国民というイメージを持つ外国人の評価の高さが顕著だった。


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