視察した第115部隊で記念撮影する金総書記(朝鮮中央テレビ撮影)=25日、ソウル(聯合ニュース)
視察した第115部隊で記念撮影する金総書記(朝鮮中央テレビ撮影)=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル25日聯合ニュース】北朝鮮は25日、78周年となる朝鮮人民軍の創立記念日「建軍節」を迎えた。前日24日には、金正日(キム・ジョンイル)総書記が人民軍第115部隊の軍事訓練を参観したと、朝鮮中央通信、朝鮮中央放送、平壌放送が一斉に報じた。
 金総書記は毎年、建軍節に軍部隊の視察と訓練参観を行うが、ことしは現場で最高司令部作戦指揮成員、各軍種・兵種司令官、第115部隊指揮官らが金総書記を迎接したと報じられており、大規模訓練が行われた可能性も排除できない。
 ただ、メディアは金総書記が訓練場に到着し観覧台から訓練を参観したと紹介しただけで、視察に関する詳しい内容は言及しておらず、訓練場所や参観日時も伝えていない。
 第115部隊は、平安南道文徳郡に位置する機甲歩兵旅団所属と伝えられる。金総書記は2002年12月にこの部隊を視察し、指揮官らの戦術訓練を参観したことがある。
 またこの日は平壌の4・25文化会館で、建軍節記念の中央報告大会が行われた。
 朝鮮中央放送によると、報告に立った李英浩(リ・ヨンホ)人民軍総参謀長は、韓国と米国が北朝鮮の陸海空を0.001ミリでも侵犯すれば「核抑制力を含むあらゆる手段を総動員し、侵略の牙城を跡形もなく吹き飛ばす」と主張。米国と韓国の侵略戦争挑発が招いた朝鮮半島の厳重な事態を、決して傍観しないと強調した。韓国当局者と軍部は南北関係をいつ新たな戦争が発生するか分からない最悪の破局に追い込んでおり、米国は韓国とともに北朝鮮を先制攻撃するため核戦争の練習を行っていると非難した。
 また、金総書記がことし戦車部隊訓練、陸海空軍合同訓練、対連合部隊の総合訓練を参観したことを明らかにした。
 中央報告大会には、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、金英逸(キム・ヨンイル)首相、金永春(キム・ヨンチュン)国防副委員長兼人民武力部長、李用茂(リ・ヨンム)、呉克烈(オ・グクリョル)国防副委員長、金正覚(キム・ジョンガク)国防委員兼軍総政治局第1副局長、白世鳳(ペク・セボン)第2経済(軍需工業)委員長、金鎰チョル(キム・イルチョル)人民武力部長第1副部長、朱相成(チュ・サンソン)国防委員兼人民保安相、禹東則(ウ・ドンチュク)国防委員兼国家安全保衛部首席副部長、金国泰(キム・グクテ)、崔泰福(チェ・テボク)、金基南(キム・ギナム)、金仲麟(キム・ジュンリン)朝鮮労働党中央委員会秘書、呉羞容(オ・スヨン)副首相、金英大(キム・ヨンデ)朝鮮社会民主党中央委員長ら、党、政府、軍の高官が顔をそろえた。
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