【ソウル23日聯合ニュース】ポスコは23日、来月3日の出荷分から熱延鋼板の価格を1トン当たり17万ウォン(25.0%)引き上げ85万ウォン(約7万1500円)で供給すると明らかにした。
 また、線材は1トン当たり17万ウォン(23.6%)値上げし89万ウォン(1トン当たり)、冷延鋼板は1トン当たり18万ウォン(22.9%)値上げし96万5000ウォン、船舶・建設用鉄鋼材の厚板は1トン当たり8万ウォン(9.8%)値上げし90万ウォン、亜鉛めっき鋼板は1トン当たり18万ウォン(20.3%)値上げし106万5000ウォンでそれぞれ供給する。
 銑鉄は、取引先の大半が零細企業であることから価格を1トン当たり15万ウォン引き上げ70万ウォンに策定した。値上げの時期はほかの製品より1か月遅らせ、6月3日の出荷分から適用する。
 ポスコが熱延・冷延鋼板の価格を引き上げるのは2008年6月以来ほぼ2年ぶりとなる。同社は、鉄鉱石など原材料価格が大幅に上昇し、1トン当たり19万~21万ウォンの値上げ要因が生じたと説明した。ただ、世界的な造船産業の低迷による受注急減で厳しい局面にある造船業界の状況を勘案し、厚板製品は引き上げ幅を最小化したと明らかにした。



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