【ソウル22日聯合ニュース】韓国銀行が22日に発表した「2009年末地域・通貨別国際投資対照表(速報値)」によると、昨年末現在の外国人投資残高は7527億6000万ドル(約69兆8787円)と集計された。株価急騰による株式評価益増加で、前年同期から1442億8000万ドル増加した。
 外国人の投資残高は2006年末の6522億6000万ドルから2007年末には8263億3000万ドルに増えたが、2008年末には金融危機の影響で6084億9000万ドルまで急減した。
 外国人投資全体に占める割合を地域別にみると、欧州連合(EU)が31.1%(2342億9000万ドル)で最も高く、次いで米国が23.0%(1734億7000万ドル)、東南アジアが20.2%(1522億2000万ドル)、日本が7.4%(554億6000万ドル)の順。
 外国人証券投資残高は前年同期比1390億5000万ドル増の3900億2000万ドルで、このうち株式投資の増加額は1112億ドルだった。株式投資増加額のうち、新規投資額は256億ドルにとどまったが、株式評価益は856億ドルに達した。
 外国人の直接投資残高は1107億7000万ドルで、前年同期に比べ161億ドル増加した。
 韓国銀行関係者は外国人投資の増加について、株式投資の増加に加え、総合株価指数(KOSPI)が49.0%、ウォンの対ドル相場が7.7%それぞれ上昇し、株式と為替関連の評価益が増加したことも影響したと説明した。
 一方、外貨準備高を除いた韓国の対外投資額は3347億4000万ドルで、前年同期比で405億4000万ドル増加した。地域別にみると、EUが87億3000万ドル、中南米が83億6000万ドル、米国が71億1000万ドル、中国が58億7000万ドルなど、大半の地域で増えたが、日本は4億9000万ドル減少した。



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