【ソウル22日聯合ニュース】現代自動車は22日、第1四半期の業績を販売台数39万7646台、売上高8兆4182億ウォン(約6818億円)、営業利益7027億ウォン、当期純利益1兆1272億ウォンと公表した。
 ウォン高にもかかわらず販売台数が前年同期比25.7%増え、売上高も39.6%増加した。営業利益は新車効果に伴う販売と稼働率の拡大を受け、景気低迷の直撃弾を受けた前年に比べ357%の大幅増を記録した。
 売上総利益は前年比46.7%増の1兆9736億ウォン、売上原価率は原価革新効果で前年比1.1ポイント下落の76.6%となった。営業利益率は8.3%と、前年(2.5%)より5.8ポイント上昇した。経常利益と純利益は、主要海外工場と子会社の業績改善で持分法利益が急増した影響で、前年比385.3%と401.0%の大幅増となった。
 第1四半期の販売台数は、前年同期(31万6366台)に比べ25.7%多かった。国内では昨年下半期に発売した新型「ソナタ」と「ツーソンix」が販売増をけん引し、前年比29.9%増加の16万7932台を販売した。輸出は既存の先進市場での販売拡大だけでなく、中南米、アジア太平洋地域など新興市場でも大きな伸びをみせ、前年比22.8%増の22万9714台となった。
 現代自関係者は、世界中にさまざまな不安要因が存在する不確実な経営環境のなか、量的には欧米などでのグローバルシェア拡大維持、質的にも持続的な品質向上に基づくブランドイメージアップで、世界一流企業に浮上するための礎石を築いていると説明した。今後も差別化したマーケティング戦略を基に、新車や戦略モデルの適期投入とあわせ、グリーン経営によるブランドイメージ向上にも力を注ぐ計画だとした。



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