【ソウル22日聯合ニュース】北朝鮮軍部関係者らは22日、前日に予告した通り、金剛山観光地区を訪れ凍結されてない韓国側資産を視察した。
 統一部当局者によると、19~20日の開城工業団地実態調査を主導した朴林銖(パク・リムス)国防委員会政策局長ら北朝鮮軍関係者は、同日午前9時30分から約1時間半にわたり、海金剛ホテル、発電所、ガス充電所などの順で、観光事業者・現代峨山が所有する高城港一帯の施設を中心に視察した。ホテルや発電所などでは、働いている北朝鮮労働者の数などを尋ねたという。
 視察には国防委員会関係者6人と名勝地総合開発指導局関係者、税関関係者ら10人が参加した。視察の趣旨については「実態把握のため」と説明した。
 一行は午後3時からゴルフ場など他の施設を視察した後、23日に再び視察する計画を現代峨山側に伝えた。
 北朝鮮は先月4日に朝鮮アジア太平洋平和委員会報道官の談話を発表、韓国政府が金剛山と開城の観光を妨害していると主張し、金剛山内の韓国側資産の凍結、契約破棄など、「特段の措置」を取ると予告した。
 先月末に金剛山観光地区の韓国側不動産調査を実施したのに続き、今月13日には、観光地区にある韓国政府所有の南北離散家族面会所と韓国観光公社が所有する文化会館など、5か所について凍結措置を取った。



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