【ワシントン21日聯合ニュース】主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が米ワシントンで23日に開かれる。韓国はG20の議長国として、この会議を主宰する。
 G20財務相会議は、1997年のアジア通貨危機を受け、国際通貨基金(IMF)が1999年9月の総会で先進7カ国(G7)と新興市場国によるG20の設立に合意したことを受け、設置された。2008年の米国発金融危機の後、危機克服に向けG20首脳会合(金融サミット)が設置されたことで、年1回の定期会議に加え、サミット直前にも会議を開くことになり、マクロ経済政策に対する国際共助に向けた中核協議体に跳躍した。ことしは金融課税案などを含め、大幅な改革課題についても解決策を模索する予定だ。
 G20に別途の事務局はなく、議長国が任期の1年間、事務局の役割を務める。議長国は各グループが順に務める。ことしは韓国が議長国だ。
 また、G20議長国は、議長国就任年の前後各1年、「トロイカ」の一員となり、議長国諮問団の役割を担う。議長国を含むトロイカが、各種会議で共同議長となる。ことしは韓国と、昨年と来年の議長国、英国とサウジアラビアがトロイカとなる。金融危機により世界秩序が再編される最も重要な時期の2009~2011年にトロイカを務める韓国は、幸運だといえる。
 今回のG20財務相会議に出席する企画財政部関係者は、「韓国はグローバル経済危機の渦中にG20で核心的役割を担当することになった。堂々と自分たちの立場を表明しながら、世界経済の秩序再編に発言する権利を得た」と説明した。
 韓国はことしG20議長国として、財務相会議のほか次官会議なども主宰する。また、特定イシュー別の分析に向けた分科を構成し、議題設定を主導する。G20構成国の進む道を提示するコミュニケを事実上、韓国が作成し、調整することになる。さらに来年は、議長国諮問団として、議題・発表者・討論者の選定、コミュニケ作成などについて議長国と緊密に協議しながら、韓国側の立場を反映させていくことができる。
 企画財政部関係者は、G20金融サミットが最終決定を行うなら、財務相会議はその決定に向けた細部事項を完成させる場だと説明しながら、韓国はことし議長国として、コミュニケだけでなくあらゆる分野を調整する中心の役割を務めていると評価した。

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