【ソウル16日聯合ニュース】日本の東京国立博物館が朝鮮時代の王が政務をつかさどる際に着けた王冠「翼善冠」、竜鳳紋の入った鎧兜(よろいかぶと)を所蔵していることがわかった。
 文化財返還事業を行う市民団体と曹溪宗中央信徒会が15日、東京国立博物館を6日に訪れた調査し、こうした事実を確認したと明らかにした。

 これらは、日帝占領期に大量の韓国文化財を収集した小倉武之助の「小倉コレクション」の一部で、1980年代に東京国立博物館に寄贈された。団体側は、すでに個人の所有物ではなくなっていることから、韓国に返還すべきだと主張した。

 また同団体によると、全羅北道・金堤の金山寺弥勒殿に奉納されていた「金山寺香炉」も東京国立博物館が所蔵していることも分かった。


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