【ソウル14日聯合ニュース】アジア太平洋の主要通信社が集結する、これまでにない大規模の「メディアサミット」がソウルで開催される。
 国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースは14日、ソウル・小公洞のロッテホテルで21~24日、国際会議「アジア・太平洋ニュース通信社首脳会議(OANAサミットコングレス)」をアジア・太平洋通信社機構(OANA)と共催すると明らかにした。
 同社創立30周年を記念するもので、37カ国の通信社46社の代表団90人余りが参加するOANA史上最大規模となる。「通信社の挑戦と機会」をテーマに、メディア変革期を迎えての域内通信社の望ましい協力案を模索、中でもアジアのニュースをアジアの視点で扱う方策を集中的に話し合う予定だ。聯合ニュースは、この会議を通じメディア変革期のアジア太平洋地域通信社の未来戦略策定を主導し、グローバルメディアとして跳躍する契機としたい考え。
 初日22日の基調演説では、ニュース通信分野の世界的権威、米ボーリング・グリーン州立大学のオリバー・ボイド=バレット教授が「ニューメディア時代の通信社の生存戦略」をテーマに、ソウル大学の姜南俊(カン・ナムジュン)教授が「通信社の未来」をテーマに、発表を行う。続いて、各通信社代表によるディスカッションでは、国別メディア現況を発表し、通信社の生き残り戦略を話し合う。翌23日には共同宣言を採択する予定だ。
 聯合ニュースは会議期間中、ロッテホテル・クリスタルボールルームロビーで、OANA加盟各社が提供する過去10年間に撮影された最高の写真を集めた報道写真展も開催する。
 聯合ニュースの朴ジョン讃(パク・ジョンチャン)社長は、今回の行事について、国としても11月ソウルでの主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)開催を控え、アジア太平洋地域のメディアに韓国をアピールする意味があると強調した。



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