7日に青瓦台(大統領府)で行われた大韓老人会役員との昼食会での李大統領=(聯合ニュース)
7日に青瓦台(大統領府)で行われた大韓老人会役員との昼食会での李大統領=(聯合ニュース)
【ソウル13日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領が2月の旧正月連休に白内障手術を受け、眼鏡を着用してから13日でちょうど2か月となった。
 李大統領の眼鏡着用について、青瓦台(大統領府)は目を保護する目的で1~2週程度着用すると説明していた。しかし、印象がやわらかくなったとの好評が続き、核安全保障サミットのため11日から訪れている米国でも李大統領は眼鏡を掛けたまま日程をこなしている。
 青瓦台関係者は、李大統領の眼鏡着用と関連し賛否両論が出たため、一時は世論調査の実施を検討したこともあったが、意図的なイメージ作りは望ましくないとの判断に伴い、自然な形で決めていくことにしたと伝えた。
 眼鏡着用については肯定的な評価が優勢だ。主な理由として、強い印象を和らげる効果が挙げられている。
 与党ハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)代表は、リンカーン元米大統領も「ひげを生やしたほうがいい」という小学生からの手紙を受け取り、ひげを生やし好評を得たとし、李大統領に眼鏡着用を勧めた。
 また、李大統領は先月に教育放送(EBS)を訪問した際、ある生徒から「眼鏡を掛けたらさらに格好よくなった」と言われ、参謀らに「眼鏡を掛け続けてはどうか」と意見を聞いたという。さらに、李大統領の3人の娘が「眼鏡をかけたお父さん」を肯定的に評価し、新しい眼鏡をプレゼントしたことも、眼鏡を外せない理由だという。
 しかし、眼鏡着用に対する否定論も少なくない。
 ある参謀は「これ以上、目を保護する必要がないのに眼鏡を掛け続けるのは不自然」と指摘した。また、眼鏡が国家最高指導者の推進力とカリスマのイメージを落としているとの指摘も少なくない。
 青瓦台はこうした賛否両論を受け、李大統領の意向や医師の勧告などを勘案し、自然な姿を見せようという暫定的結論を下したようだ。
 また別の参謀は「李大統領は手術を受ける前も、執務室で書類を読むときは眼鏡を掛けていた」と説明した。眼鏡着用に関する今後の方針は決まっていないが、李大統領も人々の反応に関心を示しており、大統領自ら自然に結論を出すとみられると述べた。



Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0