【ソウル12日聯合ニュース】現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長は12日、「われわれ現代が開いた南北の民族和解事業、金剛山・開城観光事業は今後も続けられねばならない。当局間の対話が進めばふさがった道も開け、さらに大きな希望のドアと祝福の通路が開けるものと確信している」と強調した。グローバル先導グループに一段階飛躍し、対北朝鮮事業で南北統一の礎を築くことは、必ず成し遂げねばならない歴史的使命だとした。グループ新社屋で開かれた「ビジョン2020宣布式」で述べたもの。
 金剛山観光は、2008年7月11日に韓国人観光客が現地軍事統制区域内で北朝鮮兵士に射殺されたことを受け、韓国政府の決定により中断された。開城観光は同年12月1日、南北間陸路通行制限などを盛り込んだ「12・1措置」の施行とともに、北朝鮮側の決定で中断された。北朝鮮は先ごろ金剛山の韓国側不動産凍結を表明し、危機が次第に高まっているが、玄会長が改めて対北朝鮮事業継承の意向を示した形だ。
 一方、現代グループは同日、2020年に売上高70兆ウォン(約5兆8574億円)、営業利益5兆8000億ウォンを達成するという「ビジョン2020」を宣布した。こうした目標達成に向け、事業構造を海運、インフラ、証券業主体から、グローバルインフラ、統合物流、総合金融、空間移動、観光流通教育の5部門に拡大することを決めた。



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